糸杉と鬼灯

眇眇四方山話

死生観

死に至る病

死に至る病 言わずと知れた、セーレン・キェルケゴールの名著のタイトルである。 死に至る病とは絶望である。名言であると思う。 ただこの言葉は、現代人の多くには彼の意図通りには当て嵌まらない事態が多いと思う。敬虔なキリスト教信者の心理的論述だから…

癒しと空虚

癒しが欲しい。 日々の生活に虚しさを感じる。生きる目的はないし、生きる意味も見出せない。惰性で生きる生活である。何故、「普通」の人々は生きていられるのだろうか。誰もが生きる目的を持っている訳ではないだろうし、惰性で生きている人もいる事くらい…

労働と生

リビドーが不足している。自発的に何かをしようとする際、気力を溜め込み振り絞らないと体が動かない。結果として休日は優に半日以上ダラダラと眠っている。 勿論、ここで言うリビドーとはフロイトの言うそれではなくユングの方である。どちらでもいいが。

安楽と尊厳と自殺

個人的には自殺/自死を絶対的な悪とは思わない。 熟慮の上に選び取った死であるなら、その選択は尊ばれるべきである。 たとえ、それが現在的な艱難からの逃避であっても。

安楽死とQOL

2019年6月5日付のニューズウィーク日本版によると、オランダで性的虐待とレイプの被害者である17歳の女性が合法的に安楽死をしたらしい https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2019/06/17-15.php 性的虐待の記憶「耐え難い苦しみ」と、17歳の少女が合…

不惑の虚無主義と希死念慮

不惑を過ぎて尚、酔生夢死にどん底にいる。 不安ではあるが然程不満はない底辺生活である。 詰まらない人生の思念や記録を積み重ねても無価値であるが、ゴミ山を眺めるのも一興と思う。